広島県中小企業団体中央会

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コロナ禍でがんばる組合・企業紹介

土産品店で福袋を販売!尾道の味を知ってもらうきっかけに 

2020-10-07
尾道観光土産品協同組合
 
 同組合が運営する土産物店「尾道ええもんや」は、組合員の製造する菓子や海産物といった尾道の土産品を詰めた福袋を発売した。価格は1袋1,080円。袋の中には4~5千円分のバラエティに富んだ商品が詰まっている。
 新型コロナウイルスの影響で観光客が激減。組合店舗も売上の大幅減が続く中、広島県の休業要請に応じ、4月中旬から5月末まで全3店を臨時休業とした。長い休業の結果、組合員では4月・5月分の商品在庫を抱える形となり、更に賞味期限が迫ってくる事態となっていた。
 こうした状況を受け、組合の役員会で対策を協議。その際、「福袋を販売してはどうか」との声が上がった。福袋は安価で販売するため、組合の仕入先である組合員にとっては採算度外視になる。調整の難航が懸念されたが、フードロスを削減しつつ、商品の味を広められるというポジティブな試みとして、組合員の同意が容易に得られた。
 杉原専務は「福袋はお客様に大変好評をいただいており、開店前には30人の行列ができる日もある。これをきっかけに尾道の商品を知ってもらえれば嬉しい。」と語った。
(※現在、福袋の販売は終了しています。)